
今、足場での作業で必ず求められるフルハーネス型墜落制止用器具。
フルハーネスの着用には特別教育を受講する必要があります。
新入社員などでフルハーネスの特別教育を受講していないと現場に入れない、作業ができません。
特別教育は、自社でやるのがいいのか?。講習会申し込むのがいいのか、ネットでの受講がいいのか悩みますよね。
自社だとお金かからないけど手間はかかる、講習会だとどうしてもかなり先の日程で予定を組みにくいといった問題があります。
この記事ではフルハーネス型墜落制止用器具の特別教育を受けないとどうなるのか?修了証ってどんなもの?、教育は自社でやる場合、会場での講習会を利用する場合、オンライン(web)講習を利用する場合で比較しておすすめを出します。
おすすめはSAT。アプリでの免状はすぐ発行、管理が楽。
自社で教育するとお金かからないけど講師やらないといけないし、テキストも必要…。
会場での講習会は楽なんだけど日程と仕事の調整が面倒だしお金もかかるのが…。
特別教育受けないと本人、会社両方とも罰せられます。
免状はラミネート加工したものが多いけどアプリで管理できるSATはなくす心配がないからおすすめ。
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関連記事「高所作業車(10m未満)の特別教育」、「足場の組立等作業従事者の特別教育」
どこがいい
結論からいえば、オンライン(web)講習のSATを利用してください。
免状がアプリなのでなくす心配もいらない、申し込んですぐ受講できるから本当に便利なのでおすすめ。
実技は動画70分あるのでそれをみてからフルハーネスの装着と点検確認くらいで90分の実技は終わるから楽なのがいい。
フルハーネスの講習(特別教育)を受けないとどうなる?
フルハーネスの講習(特別教育)を受講するの面倒くさいですよね。
受けないとどうなるのかっていうと、
フルハーネスの無資格での高所作業は違法で
- 作業を行った者には50万円以下の罰金
- 無資格での作業を行わせた者や会社には「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」
本人だけでなく会社も罰せられるので絶対にフルハーネスの講習(特別教育)は受講させましょう。
講習、特別教育の内容、時間
フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育は学科+実技です。
学科は自社で行う場合は会社での座学教育が必要ですし、会場での講習会なら当日いくと講習を受けれます、オンライン(web)はスマホ、パソコンで視聴します。
学科は4.5時間以上必要あります。
作業に関する知識 | 1時間 |
墜落制止用器具(フルハーネス型のものに限る。以下同じ。)に関する知識 | 2時間 |
労働災害の防止に関する知識 | 1時間 |
関係法令 | 0.5時間 |
実技は1.5時間必要です。
作業時の服装、注意点の説明、実際にフルハーネスの装着、点検方法の確認など | 1.5時間 |
講習を自社あるいはオンラインで行う場合は実技は会社で行わなけれbばいけません。
修了証は?
フルハーネスの講習(特別教育)を受講すると修了証が発行されます。
自社で講習を行った場合も修了証(免状)の発行がいるので、わざわざ修了証(免状)を発行するのは結構な手間です。
免状のサンプル


出典:中小建設業特別教育協会より
紙をラミネートしただけの修了証(免状)も多いです。
修了証(免状)は携帯しないといけない
修了証は携帯する義務があるので日ごろからバッグの中に入れておくなど持っておかないといけません。
修了証を落としてなくしたりする可能性があるので気を付けましょう。
修了証(免状)をなくすと再発行
修了証をなくすと再発行はできますが、いつ受講したかの確認に時間がかかります。
昔いた会社で受講して今更再発行お願いしづらいなどあります。
できれば再発行しないのがいいですよ。
おすすめはアプリで修了証(免状)を管理できるSATがいい。
アプリなのでわざわざ別途持つ必要がないしスマホと一体になるから管理も楽。
修了証をなくす心配がなくなるのがいいです。


出典:SAT修了カード管理より
android、iphoneおなじようにあるのでとても便利。
実際にSATのアプリは管理がめっちゃ楽なのでおすすめ。
自社でフルハーネス型墜落制止用器具の講習(特別教育)を実施する場合
特別教育は学科と実技両方とも会社で行う必要があります。
メリット
- お金がかからない
- 自社の設備、フルハーネスで実際にどういうところが危険か、どう作業すべきかを講習できる
- 仕事上での注意点をそのまま講習の教育できる
デメリット
- 学科を自社で教育するにはテキストが必要なので購入する必要があります。
- 何を講義で説明したらいいのかわからない
- 実技で何を教えたらいいのかよくわからない
- 自社で教育するのが手間
- 修了証を作らないといけないので修了証発行を日ごろからやっていないと大変
特別教育のテキスト紹介
フルハーネス型墜落制止用器具の知識 特別教育用テキスト 【オリジナルボールペン付き】ビルメンテナンス…
テキストが必要で1冊3000円以上、講師と人数分合わせるとそれなりの額になるのが…。
会場での講習を受講する場合
一番ポピュラーな会場での講習会
コマツ教習所 | 15,000円(東京) |
コベルコ教習所 | 14,000円(市川) |
キャタピラー教習所 | 14,000円(埼玉) |
PCT | 13,000円(東京) |
技術技能講習センター | 8,950円 |
建設資格研修センター | 9,800円 |
総務の窓口 | 11,000円 |
ユニバーサル建設 | 11,000円 |
CIC(日本建設情報センター) | 13,200円(東京、大阪) |
数社リストアップしましたが、各都道府県ごとにほかにも講習会は開催されています。
教習所は会場によって価格設定が異なるので注意してください。
メリットとデメリットをみていきます
メリット
- 会場での受講なので会社はとても楽
- 自社で教えるわけではないので手間がかからない
- 自社で学科教えるわけではないのできちんとしたことを教えてくれる。
デメリット
- 金額が高くなりやすい。
- 予約は早めに必要で先に仕事の穴をあけてしまう。
オンライン(web)講習一覧
SAT | 10,780円 |
建設不動産総合研修センター(CECC) | 7,700円 |
CIC(日本建設情報センター) | 11,000円 |
KCI教育センター | 13,500円 |
建設業教育協会 | 4,950円 |
中小建設業特別教育協会 | 10,505円 |
SFC(労働安全衛生教育センター) | 6,600円 |
東京技能講習協会 | 10,200円 |
斉藤商会 | 7,700円 |
総務の窓口 | 7,700円 |
安全・技能推進協会 | 8,440円 |
建設資格研修センター | 9,800円 |
ユニバーサル建設 | 7,700円 |
ミヤコシ教習センター | 13,000円 |
MSTC | 16,500円 |
SATの講義動画サンプルがあります。
メリット
- 配信動画だと仕事の都合がつきやすく、スキマ時間での視聴など受講しやすい
- 配信動画は30-90日くらいの受講期間があるのは日程調整が楽でいい
- ライブ受講でも日程調整は融通が利くから会場講習より仕事と都合が合いやすい。
- 実技の参考資料があるので実技を会社で実施する際に参考にできていい。
- 申し込んだらすぐ受講できた
- 学科の講義をやらなくていいから楽
デメリット
- 実技を自社で行わないといけない
- 自社で1からやるよりお金がかかる
どれがいい
自社、会場での講習会、オンライン(web)講習会を比べると一番いいのはオンライン(web)講習会です。
実際、私もSATのオンライン講習会を受講しました。
オンライン(web)講習会受講してみた感想
実際に受講した感想をメリットとデメリットで分けると
メリット
- 予約してすぐに受講できるので空いている日や時間に受講できるのは本当に便利。
- アプリでの免状はなくす心配がなく、常に携帯しているから提出を求められてもすぐ出せるのがいい
- 自宅のベッドで寝っ転がりながら動画視聴はチョー楽で革命が起きました。
- 数日間に分けて受講できるのはかなりの助かりました。
- 申込~受講、受講後~免状発行までのスピード感がとても早い。免状発行(アプリ)は1-2時間くらい
デメリット
- 内容が古いままだったのが残念。
- 受講は顔認証で監視しているが、きちんと受講していても「審査中」がついて、職員によるチェックが入る場合があります。そうなると時間がどうしてもかかるのが…
オンライン(web)講習会どこがいい?
オンライン講習会はSAT、建設不動産総合研修センター(CECC)、CIC(日本建設情報センター)、中小建設業特別教育協会、KCI教育センター、建設業教育協会、SFC(労働安全衛生教育センター)、斉藤商会、総務の窓口、安全・技能推進協会、建設資格研修センター、ユニバーサル建設、東京技能講習協会、ミヤコシ教習センター、MSTC
動画配信(ミヤコシ郷愁センター、MSTC以外)のほうが日程調整しなくていいだけ楽です。
修了証でPDFみたいなデータ型はやめたほうがいい。
PDF型だとデータは後からなくすんだよな。
SATは免状がアプリかアプリ+プラスチックカード(有料)か選べます。
SATで受講してアプリでの管理はとても楽なのでおすすめ。
なくす心配がないのが助かります。
テキストはweb上でのデータになります。講義中はスライドで見えるのでテキストを必要とすることはありません。
実技はどうするの?
実技1.5時間を会社で実施しなければなりません。
SATのHPには
実技は、各事業所様において「実技実施責任者(経験者)」を立て、器具を準備し実施してください。その際、実技実施責任者と同一場所で対面のもと1.5時間実施します。個人事業主の場合は、お取引先などの経験者の方を実技実施責任者として選任ください。
動画講義の中で必要なことは含まれているのでその内容をベースに実技を行えばOKです。
web講習を実施する各社で動画や資料はあります。
各社の資料は
SAT | 動画墜落制止用器具の使用方法等(45分)墜落制止用器具の保守点検等(25分) |
CIC(日本建設情報センター) | 実技の実施事例の参考動画やチェックリストなど、実技教育をサポートする資料 |
建設業教育協会 | 動画(約20分) |
SFC(労働安全衛生教育センター) | 参考動画あり |
安全・技能推進協会 | 実技教育実施要領付属 |
東京技能講習協会 | 参考動画あり |
なおMSTCは実技のみあり(島根で5,500円)
実技案
一番簡単なやり方はSATが70分の動画があるので、動画の視聴。
その後作業時の服装、注意点の説明、実際にフルハーネスの装着、点検方法の確認を行います。
時間があれば天井クレーン、ユニックなどを使って上から吊るされてみる体験も行います。
講習時にはフルハーネスは必須です。
体格に合うものを用意しましょう。
藤井電工(Fujii Denko) 新規格 フルハーネス型 ブラック 黒影ハーネス ノビロン 伸縮ロープ式 ダークグレー…
命を預けるものなので良く知らないメーカーはやめましょう。
今回は藤井電工製にリンク貼っています。
ちなみにショックアブソーバーは1回使うと交換しないといけないのでショックアブソーバーもリンク貼っておきます。
手袋も必要です。
補助金について
人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)対象です。
詳しくは厚生労働省HPをクリック。
申請前に最寄りの都道府県労働局に問い合わせてください。
補助金受講する場合は事業所で行う事前の計画書提出が必要です。
- 中小建設事業主(20人以下)
経費助成は対象金額3/4
賃金助成は8,550円×受講日数
賃金要件(人確金、人開金)または資格等手当要件(人開金のみ)を満たした場合の増額されます。
- 中小建設事業主(21人以上)
経費助成は対象金額7/10
賃金助成は7,600円×受講日数
賃金要件(人確金、人開金)または資格等手当要件(人開金のみ)を満たした場合の増額されます。
2人以上で受講する場合
2人以上で一斉受講する場合は監視員をたて、監視員の監視の元で動画を視聴するという流れです。
監視人を必要とする講座と同じで面倒くさい
どこがおすすめ?
おすすめできるのはSAT
おすすめな理由
- 申し込んでからすぐ受講できるスピード感、アプリの免状は受講完了後すぐできるので今日の明日でも免状ができるのは本当にいい。
- 受講するだけで書類がないのがいい。他社だと受講の監視人、受講記録とか言われるけどSATはそういう面倒くさいこと言わない。
- アプリでの免状管理は神!!!紛失、破損する心配がなくてすぐ取り出せて免状確認がすぐできるから本当に楽です。転職とかで免状がなくなるってことありますからね…。
- ベッドの上で寝っ転がって動画みる感覚で受講できるのは革命が起きました。マジで楽!!!
- 60日間あるので数日に分けて夜ベッドの上で動画みるってことで受講できますし、便利。
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